アルパカの魅力について

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アルパカは、カシミヤと並ぶ、上質な素材です。欧米では長年ファンも多いものですが、世界での流通量はカシミア約6500万トンに対して、アルパカは約4000トンと少なく、また日本では他の素材と混ぜたものが使われることが多いため、その魅力はあまり知られていません。

 

・暖かそうに見える服やソックスを買ったのに、寒い!

・着こむと肩が凝るし、室内では暑くなって汗冷えする!

・ニットは着たいけど、肌が敏感でチクチクが気になる!

こんなお悩みを持つ方に、ぜひ使っていただきたいのがアルパカ素材です。薄手で軽いのにしっかりあたたかく、シルクのような滑らかな肌触り。そんなアルパカたちの魅力をご紹介します。

 

1素材の特徴

 

あたたかい

アルパカたちが暮らすのは、海抜約3,000-5,000mの高原地帯。 そこは昼と夜との気温が20℃~マイナス20℃にもなります。
この過酷な気温差に耐えうる、温度調節に優れた毛を全身にまとうのが、アルパカです。
こちらは、アルパカと綿の靴下で、着用10分後の変化をサーモグラフィーで確認したものです。
アルパカのほうは、温まっている様子が分かります。

サーモグラフィー
こちらは、アルパカの毛を拡大した写真です。
中央に空洞があり、ここに空気をためることができるため、保温性に非常に優れているのです。
単に暖かいだけでなく、まるで呼吸をするように余計な熱を発散するので、自然で快適な暖かさをキープしてくれます。

繊維断面

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アルパカは、なめらかな肌触り

アルパカは、ニットとは思えないような、シルキーな肌触りが特徴。
その秘密は、繊維の表面にありました。スケールと呼ばれる、髪の毛のキューティクルのようなうろこが、ウールと比べてとても少ないのです。
さらに、毛が直毛で、油分を含んでいるため、肌当たりがしっとりと滑らか
ニットはチクチクするから苦手という方に、ぜひ触っていただきたい素材です。

アルパカについて3

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アルパカは、蒸れにくい

コットンは水分をよく吸いますが乾きにくく、化繊は乾きやすいですが水分をあまり吸わないことは、みなさんも体感したことがあるのではないでしょうか。
アルパカをはじめ、ウールなどの獣毛素材は、水分をよく吸い取り、発散する自然の機能が備わっています。
つまり、汗などをよく吸い取り乾きやすい=『蒸れにくい』、という特徴があるのです。
こちらの図は、アルパカ/コットン/アクリル繊維でどれだけ水分を保てるかを比較したものです。
アルパカは、まわりの湿度が低くても、湿度が高くても、コットン以上に水分を吸収することができることがわかります。
つまり、ジメっと湿度の高い日でも、水分をよく吸い取ってくれるのです。

アルパカについて4

 

アルパカについて8

身に着けているものが、蒸れる・べたつく・湿っていて不快、という方は、衣服のラベルをチェックしてみてください。
素材を見直すだけで、驚くほど快適になりますよ。

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アルパカは、長持ちする

先にも述べましたが、アルパカはスケール(うろこ)が少なく、直毛です。このため、毛玉ができにくいという特徴があります(※完全にできない、というわけではありません)
ピリングテスト(こすり続けた時に、どの程度毛玉ができるか)をした生地の表面の写真がこちら。アルパカは毛玉が少ないことが、良くわかります。

毛玉

最低限のお手入れをしていれば、カシミアやウールなどの獣毛製品の中でも、とりわけ長く、コンディションを保って着ることができます。

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他の獣毛素材との違い

カシミアやアンゴラ、モヘアとの違いを見てみましょう。色々な素材のものを実際に試していただくと、その違いを実感できます。ご自分の好みのものを見つけてみてください。
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MAITEの取り扱うアルパカ

アルパカは、南米アンデス山脈の湿潤高原地帯、特にペルー南部とボリビア(海抜およ3,000~5,000m)で主に毛を利用するために放牧されており、
全体の70%がペルーに生息すると言われています。
最近では、小規模ですがアメリカやオーストラリアでもアルパカが飼育し始められています。
そのなんとも言えない表情と愛くるしい外見から人気のアルパカですが、
ペルーでは、インカ時代よりその毛は重宝され、人の生活を支える家畜として共に暮らしてきました。
現在も優良な品質の繊維となるよう、限られた飼育者のもと厳しい管理の下で育てられています。

高原

原料調達について

MAITEのアルパカ製品は、アルパカを育てるところから糸の紡績まで長年徹底管理をしている、Michel社及びInca
Tops社のアルパカ糸を使用しています。トレーサビリティーのしっかりした紡績会社は、ペルーに2、3社しかないと言われていますが、両社は、地方の高山に暮らす人々が毛質の良いアルパカを育て、刈り取るところから、支援しています。

毛の種類とランクについて

アルパカ素材を使った衣服や小物は、混率はもちろん、アルパカの等級ランクや、紡績糸の仕様によって肌触りや質感が異なります。普段店頭で「アルパカ」とついた洋服や小物を見つけた時は、ケアラベル(洗濯表示の縫い付けタグ)や、下げ札などをよく確認してみてくださいね。

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アルパカについて9-12

らくらくお手入れ

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アルパカの毛は油分が含まれているので、汚れが付きにくいです。上手にお手入れを続けると、使う程に柔らかくなっていきます。

普段のお手入れは…

汚れが気になったら、お洗濯を。 手洗いがおすすめですが、洗濯機ならネットに入れておしゃれ着洗いコースで。
30度以下の水温で、中性洗剤またはおしゃれ着洗い用の洗剤を使用してください。 乾燥機は使用しないでください。
*汚れやニオイが気にならなければ、毎回お洗濯する必要はありません。
カーディガンやストールなどの大物は、使用後は軽くはたいてホコリを落とすだけでOK.毛玉予防には、
洋服ブラシでのブラッシングもおすすめです。連日の着用は控えて、休憩を与えながら着るようにするのが、長持ちのコツです。

長期間着ないときは…

綺麗にしてから収納しましょう。お家で手洗いか、ドライクリーニングに出してから、防虫剤を使用して収納してください。ニット製品は重みで伸びやすいので、カーディガンなどの衣類はハンガーにかけず、畳んで収納してください。

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いかがでしたか? アルパカの魅力、伝わりましたでしょうか。
寒がりさん、冷え性さん、肌が敏感なあなたに、この素材を届けたい。一人でも多くの方が、肌に触れる素材から、心地よく毎日を過ごせますように。

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