Material in Peru

アルパカ素材

 

素材のベビーアルパカ

マイテのアルパカ製品は、アルパカを育てるところから糸の紡績まで長年徹底管理をしている、Michel社のアルパカ糸を主に使用しています。 トレーサビリティーのしっかりした紡績会社は、ペルーに2、3社しかないと言われますが、その中でもMichel社は、 小ロットからのきめ細かい対応を受け付けてくれるため、現地の比較的小規模な企業や作り手グループでは取り組みやすいというメリットがあります。

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アルパカは、南米アンデス山脈の湿潤高原地帯、特にペルー南部とボリビア(海抜およ3,000~5,000m)で主に毛を利用するために放牧されていますが、 全体の70%がペルーに生息すると言われています。 最近では、小規模ですがアメリカやオーストラリアでもアルパカを飼育し始められています。

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そのなんとも言えない表情と愛くるしい外見から人気のアルパカですが、 ペルーでは、インカ時代よりその毛は重宝され、人の生活を支える家畜として共に暮らしてきました。 現在も優良な品質の繊維となるよう、限られた飼育者のもと厳しい管理の下で育てられています。

なぜ暖かいのか?

南米アンデスの過酷な自然環境から身を守る為、アルパカの毛は非常に細いのが特徴。それが驚きの柔らかさとしっとりとした滑らかさを生み出します。 毛の内側に空洞があり暖かい空気が溜まる為、非常に保温性に優れています。そして熱くなると余計な熱を発散します。

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サーモグラフィで実験してみました!
奥野靴下着用比較

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毛玉になり難いアルパカ繊維

そしてアルパカは温かい素材として知られていますが、検証の結果、何より一番他の素材に秀でているのは、 毛玉になりにくい!ということでした。
一般社団法人ケケン試験認証センターで、ベビーアルパカ、カシミヤ、メリノウール、混紡(ナイロン×ウール)の素材で、摩擦した時の生地の表面変化を見るピリング試験に出してみたところ、
5が最上位の5等級中、ベビーアルパカは4.5級!他素材は全て2級という結果!!
試験片を見て触ってみると、アルパカ以外の生地が明らかに毛玉がゴロゴロしているのがわかりますが、
ベビーアルパカは、ホワホワっと毛が立っている箇所はあるものの、ダマになっているところは見当たりません。

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理由は、元々直毛であることと、表面にスケール(うろこ)が少なく、こすれても繊維が絡みにくいため、と言われています。
側面図アルパカvsウール

気になるお手入れは

また、アルパカの毛は油分が含まれるので、防水性があり汚れがつきにくいです。 普段のお手入れは、帰宅したら洋服用ブラシ等でホコリをはたいていただいて、汚れが目立つ時や冬の終わりの収納の際には、 ドライクリーニング又はご家庭での手洗いを。 手洗いの時は、30度以下の水温で軽く押し洗いした後、平干しで日陰で乾かして頂くだけです。 吊るして干すとダレてしまうので、平干しするのがポイントです! 丈夫で、お手入れもしやすいアルパカニットは、しっかり長持ちして、長い間愛用していただくことができます。ドライクリーニングより、手洗いの方が、どんどん柔らかくなっていくのでおすすめです。洗剤は、オシャレ着洗いのエマール、おしゃれなThe Laundressのウールカシミヤシャンプーなどもありますが、髪用のシャンプー、コンディショナーも使えますよ。

 

カシミアやアンゴラ、モヘアとの違い

もっと詳しく、他の素材とどう違うのか知りたい方へ。色々な素材のものを実際に試していただくと実感できます!そしてご自分の好みもわかります!

カシミア
カシミア(カシミヤ)は、カシミヤヤギの毛。インドのカシミール地方が発祥ですが、現在一般市場に多く見られるものは、中国、モンゴル、イラン、アフガニスタンが産地の場合が多いです。
アルパカよりもさらに細いため、繊細で柔らかく、同様に繊維の中に空洞があります。
軽くて柔らかいのが優れた点ですが、水に弱かったり、繊細なためダメージを受けやすいことも。
毛は櫛ですいてとります。

アンゴラ
アンゴラは、アンゴラウサギの毛。元々はチベットやヒマラヤに生息していたと言われ、現在多くは中国が原産地です。
毛は細く、毛足が長いのが特徴です。軽くて、ふわふわのおしゃれなニットに。
やや毛が抜けやすいことがあります。

モヘア
モヘアはアンゴラヤギの毛。光沢としなやかさがありますが、縮れも少ないので、保温性はそれほどありません。
毛足が長く、通気性がいいので、ウールなど他の素材と混紡になることが多いです。
トルコや南アフリカが産地として知られています。

 

もっと詳しく
アルパカについて
アルパカの原料を辿って~ペルー出張記