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編み物を続けること(鏑木玲子さんお話会3)

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改めて、玲子さんにとって、
そしてムヘレスウニダスの女性達にとって、
編み物とは何なのでしょうか?

「一言で言うと、“癒し”ですね。女性達との生活、編み物の時間は、とても貴重です。」

ペルーの女性達の生活を支援したい、その思いでムヘレスウニダスの支援を始めた玲子さん。
しかし実際には、厳しいこと、辛いことも沢山ありました。

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女性達の心情を汲みながらも時に厳しく接しないといけないこともあり、

一緒に穏やかに編み物をするだけが、全てではなかったのです。

「編み物をして収入を得る前には、NGO等からの支援で生活していた女性もいます。
 その時の体験や気持ちがまだ残っているんでしょうか、
 時々私にお金を貸してほしいと求めてくる人もいます。」

確かに、今の仕事から得る収入だけでは
十分には足りないのかもしれません。

また旦那さんや、子どもの数などによっても
生活環境は大きく違います。

「ただ女性たちは、何よりも子どものことを一番に考え、
 母親として出来る限りの事をしようとしているのだと思います。」

子供たちが教育を受け、自立した生活を送るためには、
もちろんお金が必要となる。

それを働いて得るのか、誰かに恵んでもらうことも必要なのか。

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その答えに日々悩みながらも、玲子さんはどんなことがあっても、
家族と暮らし、学び、そして自分の手で生活をして欲しいと望んでいます。

そのために、ムヘレスウニダスの活動をずっと見守り、
できる限り編み物を一緒に続けて行きたいと思っているそうです。

今回のお話から、改めて私たちは、
日本では考えられないような文化的問題の存在や生活の難しさ、

そして途上国や課題を抱えている地域での
支援の想いから始まった活動が直面しがちな
「支援慣れ」の存在を改めて認識し、

どんな取組みも、
「オーナーシップ」、誰かに頼るのではなく
自分で変えて行こうとする意識を当事者たちがどれだけ持ち備えているかが
非常に重要な要素なのだろうと感じました。

また、手を差し伸べれば助けられるかもしれない女性達を毎日目の前に、
時にやさしく、時に厳しく接しなければならない日々を過ごす玲子さんを、

商品製作の依頼や、普段のメールやスカイプを通して、
微力ながらも支えていけたらと思っています。

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(今回場所を提供してくださった、外苑前のギャラリーcomoの太田さんご姉妹と、いつもお世話になっている、グリーンライター渡邉恵美さん、ペルーニュースライター二木暁子さん、人と環境に優しい商品を多数取り扱うECショッピングモールSoooooS.の菅原冴花さんと、マイテスタッフで玲子さんを囲んで。)

(鏑木玲子さんお話会2)『ペルーの生活と家族について』
(鏑木玲子さんお話会1)『ペルーと日本の編み物について』


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